創業120年以上の準大手ゼネコン!医療施設や学校に特に強い?これまでの施工実績は?
2019年度の有価証券報告書によると、報酬が1億円を超える役員はいないとのことです。
また、社内取締役9名に対して総額3億1300万円で1人あたり3477万円、社内監査役3名に対して総額3600万円で1人あたり1200万円が支給されていました。
このことから、代表取締役社長の今井雅則氏の報酬は3477万円以上1億円未満であることが分かります。
売り上げ、経常利益共にうなぎ上りのため、今後今井雅則氏の報酬も1億円を超える可能性が充分あると言えるでしょう。
戸田建設の競合他社として、淺沼組や前田建設工業が挙げられます。
3社の年収を比較してみると、戸田建設は915万円、淺沼組は865万円、前田建設工業は906万円でした。
淺沼組よりも約50万円、前田建設工業よりも約9万円程高いことが分かりました。
現段階ではあまり差はありませんが、各事業が好調であるため、今後更に年収は伸びていくでしょう。
戸田建設の売り上げ及び経常利益を見てみましょう。
売り上げは2017年では3995.8億円、2018年では4003.3億円、2019年では4680.8億円でした。
また、経常利益は2017年では253.6億円、2018年では312.8億円、2019年では350.3億円と、売り上げ・経常利益共に好調であることが分かります。
業績が良いこともあり、それに伴い社員の平均年収も高い水準となっていると言えます。
戸田建設では、主に建築事業及び土木事業を手掛けています。
売り上げ構成比を見ると、建築事業は75.9%、土木事業は21.2%で、建築事業が中心となっています。
では、それぞれの事業の施工実績例を見てみましょう。
建築事業:ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、慶應義塾大学創立50周年記念図書館、村田製作所新本社、大阪万博スイス館、愛知県庁舎等
土木事業:北陸新幹線高丘トンネル、東関東自動車道紅葉工事、熊本県上津浦ダム、対馬空港等
図書館やホテル、トンネル、ダム、空港等様々な場所で戸田建設が活躍していることが分かります。
今後建築事業では事務所、医療・福祉施設等に重点を置き、土木事業ではICT等を活かし更なる技術力・生産性の向上を目指します。
その他に、戸田建設は投資開発事業にも携わっています。
主にグループ会社が運営をしており、不動産の自主開発や売買・賃貸を行います。
2019年度には新規の収益物件を獲得する等、事業は順調です。
ここで、戸田建設の歴史を少し見てみましょう。
1881 戸田利兵衛が戸田方として建設請負業を始める
1908 戸田方から戸田組に変更する
1962 戸田建物を設立する
1963 社名を戸田建設に変更する
1969 東京証券取引所市場第2部に上場
1971 東京証券取引所市場第1部に指定替、大阪証券取引所市場第1部に上場
2000 業界で初めてゼロエミッションを達成する
2013 今井雅則氏が社長に就任する
2019 グループのロゴマークを制定する
戸田建設グループは、戸田建設をはじめとし戸田ビルパートナーズや戸田道路等が属するグループです。
グループ会社は建築・土木事業を中心に、ホテル業や不動産業、金融業等を手掛けています。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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