年収が高い理由とは?業績が好調な秘密とは?求められる人材像を徹底紹介!
代表取締役社長の門田 道也氏の年収は約1億1200万円、その他の取締役の平均年収は約5400万円、監査役は約3400万円となっています。
同企業と比較しても役員の年収は決して高過ぎず、平均的な金額と言えるでしょう。
栗田工業の競合他社というと、オルガノや野村マイクロ・サイエンスなどが挙げられます。
最新の有価証券報告書によれば、オルガノの平均年収は約735.6万円、野村マイクロ・サイエンスの平均年収は約616万円となっています。
栗田工業の平均年収は約883.6万円ですので、同じ業界の中でも高い年収であることが分かります。
平均年収が高い理由には、業態の進化が影響しています。
「超純水」の製造システムを販売していた水処理装置事業を「超純水」自体を販売するサービスへと転身することで、設備投資や人件費の削減に繋がり、また顧客との長期契約を結ぶ新たな収益モデルを作り上げました。
このサービス事業が全体の約80%を占めることで、今までシステムを販売していた頃の初期投資が必要なくなり、有利子負債をゼロにすることに成功。
ハードを販売する形態からサービスを売る形態に変化させることで、売上高や全体の収益アップに繋がり、平均年収を引き上げていると考えられます。
栗田工業は、機械業界に属する日本の大手企業です。
半導体やテレビの液晶パネルなどを製造する際に欠かせない「超純水」や注射液・目薬・飲料などに使用される「製造用水」の製造から、工場から排出される産業排水の処理、更に処理した水の再利用まで、幅広い分野で水資源の有効活用に努めています。
工場やオフィスビル・商業施設などで様々な設備の動力源に使用される冷却水のトラブルを未然に防ぐための「ボイラ水処理薬品」「冷却水処理薬品」、工場などから排出される産業排水が環境に影響を与えないようにする「排水処理薬品」、石油・鉄銅・紙パルプなどの製造プロセスにおいて生産効率・製品品質の向上のために使用される「製造プロセス用処理薬品」を製造しています。
土壌や地下水の汚染が問題となっている工場跡地などで、長年培った水処理技術を活かし、汚染された土壌や地下水の調査・洗浄までを一貫して請け負っています。
約20年の歴史の中で、4000件以上の実績を持ちます。
食品工場の排水には酸素を好む微生物(好気処理)と好まない微生物(嫌気処理)が存在しており、栗田工業ではメリットの少ない嫌気処理に注目し、嫌気性生物処理装置「バイオセーバーTK」を開発。
今後の様々な排水処理への適用化を進めています。
また、国際宇宙ステーションで飲用できるレベルまで水を浄化する「水再生システム」を開発。
水が存在しない宇宙空間で飲み水を安定供給するため、実用化を目指しています。
栗田工業の歴史についてご紹介します。
クリタグループとは、栗田工業が中心核となるグループ企業のことです。
所属企業には、化学洗浄・プラント設備洗浄を行う三善工業、液晶・半導体等の生産設備治具の精密洗浄業務を行う日本ファイン、水処理薬品を販売するクリタ・ビーエムエスなどがあります。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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