アジアを中心としたグローバル展開にも積極的!?報酬の高さの理由は?競合会社と比較すると?気になるポイントを詳しく解説!
2020年の有価証券報告書を確認しましたが、報酬が1億円を超える役員は存在しないとのことでした。
またその他の役員の報酬については、社内取締役6名に対して総額2億8300万円で1人あたり4716万円、社内監査役1名に対して2000万円がそれぞれ支給されていました。
このことから、代表取締役社長の南條博昭氏の報酬は4716万円以上1億円未満であると推測できます。
近年では海外においてバイオマス発電プラント・廃棄物発電プラント等の建設を進めることでグローバル化を目指しています。
廃棄物発電に対するニーズも高まってきている東南アジアを中心に事業の展開を図っているようなので、国ごとの需要等を詳細に調査・把握した後には一気に設備の建設が進むと考えられます。
海外でも活躍の場が広がるにつれ業績も上昇し、役員の報酬も増加すると見込めます。
タクマの競合会社として、月島機械や神鋼環境ソリューション等が挙げられます。
それぞれの年収を見てみると、タクマは856万円、月島機械は713万円、神鋼環境ソリューションは675万円と、現時点では競合会社よりも年収が高いことが分かります。
機械業界の平均年収632.0万円と比較しても約224.3万円高いことから、業界内でも高水準であると言えます。
近年ではバイオマス発電プラントの燃焼排ガスから有害物質を取り除くことのできる二酸化炭素供給設備「t-CarVe」を開発。
既に2020年度優秀省エネ機器・システム表彰の日本機械工業連合会会長賞を受賞しており、持続可能な社会の実現に向けての意識が高まっている昨今、この設備のニーズが上昇することは目に見えています。
今後も独自の技術・製品の開発に積極的に取り組んでいく予定であるため、競合を更に引き離す可能性は充分あります。
2017年から2019年にかけてのタクマの売り上げ・経常利益の推移を確認すると、売り上げは2017年で733.3億円、2018年で714.8億円、2019年で742.4億円でした。
また経常利益は2017年で89.4億円、2018年で78.9億円、2019年で97.3億円となっています。
2018年に売り上げ・経常利益共に一度下降していますが2019年にはどちらも回復しており、結果的に直近3年間で売り上げは約9.1億円、経常利益は約7.9億円それぞれ上昇していることが分かりました。
近年では受注済みプラントの建設工事が順調であったこと等も、業績を支えた要因の一つとして考えられます。
現在は各事業での継続的な受注獲得に励むと共に、アフターサービスや新製品の開発・拡充にも取り組んでいます。
今後の更なる事業の展開を見据えて持続的な成長を図っていることにより安定した収益を得ることができ、社員にも還元できていると考えられます。
タクマグループは、日本サーモエナー、タクマテクノス、サンプラント、タクマ・エンジニアリング等の多くの企業が所属するグループです。
グループ企業では、各種ボイラ・関連機器の製造販売、ごみ処理施設・水処理施設等の維持・管理・運営、空気調和設備・給排水衛生設備・電気設備等の設計・施工・監理等、あらゆる事業やサービスを手掛けています。
タクマでは現在、新卒採用・キャリア採用をそれぞれ行っています。
各募集要項を詳しく見ていきましょう。
新卒採用では現在、技術系・事務系それぞれで以下の職種の募集が行われています。
事務系では全学部・学科が募集対象とされていますが、技術系に関しては機械・電気・環境工学・土木・建築・化学工学等の学部・学科に所属する方が募集対象となるので注意しましょう。
各職種の業務内容については、新卒採用ページの「職種紹介」にて簡単に説明されています。
「社員紹介」の項目でも各職種に就く社員の方の現在の業務内容やタクマへの入社を決めた理由について記載されているので、併せて確認しておくと入社後の働き方をイメージしやすいかもしれません。
選考は、エントリー→会社説明会→能力検査・適性検査→グループ面談・小論文→個別面談(複数回)の順で行われます。
これまでに選考を受けた方の体験談を確認すると、能力検査・適性検査ではSPIテストの言語・非言語問題の他に約30分の作文も実施されたとの声が複数見られました。
過去には「会社に入ってからやりたいことについて」「これまでの人生で一番困難だったこと及びそれを乗り越えるためにどう努力したか」等のテーマが課されたとのこと。
A4用紙1枚分書くことになるので、どのように話を展開させるか等予め勉強・練習しておくと当日もスムーズに書くことができるでしょう。
キャリア採用では現在、以下の三つの職種で募集が行われています。
どの職種も応募する上で実務経験があることが必須となります。
またプラント施工管理(機械・電気)では1級管工事施工管理技士・1級電気工事施工監理技士の資格が、プラント施工管理(建築・土木)では1級建築施工監理技士の資格があれば尚良いとされています。
既に取得している方はもちろん、現在取得に向けて勉強中であるという方も選考の際にアピールするようにしましょう。
応募は、各募集要項最下部「応募する」の欄から転職サイト「エンゲージ」のサイトに移動することができるので、そこから応募することになります。
応募を希望する方は会員登録を済ませてから手順に則って応募するようにしましょう。
新卒採用ページの社長メッセージには、求める人材像について「コミュニケーション力(理解する力、伝える力)や協調性が大切である」とした上で以下のポイントについても言及されていました。
これらのことからタクマでは選考を通して、コミュニケーション能力・協調性・実直さ・粘り強さ等を持っているか等が重視されることが分かります。
選考の際には「これまで困難に陥った時にどのように乗り越えたか」「学生時代に一番力を入れて取り組んだことについて」「周囲と上手くコミュニケーションを取るためにどのようなことを意識しているか」等についても触れ、自身の価値観や強みをきちんと伝えるようにしましょう。
※年表記については、各社の決算発表時点での最新情報を掲載するために、年度ではなく決算終了の年に表記を揃えてあります。従業員数推移なども「年度」表記になっていない限り同様です。
最終更新日:2024年1月1日
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